AI活用とは
ベースマキナは、自社のデータを使った社内向けシステムをローコードで作れるサービスです(詳しくはベースマキナとはを参照してください)。
このページでは、ベースマキナとAIを組み合わせると、社内の業務でどんなことができるのかを紹介します。
社内システムにAIを取り入れるとき、難しいのはAIそのものよりも「AIに社内のデータをどこまで触らせるか」です。ベースマキナは、AIに任せられる仕事を増やしながら、権限管理・レビュー・監査ログでAIの行動を統制できます。
ベースマキナとAIでできること
ベースマキナでは、次の4つの形でAIを活用できます。気になるものから読み進めてください。
| 活用の形 | こんなことができる |
|---|---|
| AIエージェントに設定構築を任せる | 社内システムの設定づくりをAIエージェントに手伝ってもらう |
| アクションからLLMを呼び出す | 審査・要約・翻訳などの業務をAIで自動化する |
| AIエージェントにアクションを実行させる | AIエージェントに社内システムの操作を任せる |
| 監査ログをAIで分析する | 蓄積した操作ログをAIで分析し、運用を改善する |
AIに業務を任せるときの安全性については、AIを安全に業務へ組み込む仕組みも参照してください。
1. AIエージェントに設定構築を任せる
Claude Code / Codex CLI / Cursorなどの「AIエージェント」(指示を受けてコードの作成・編集を行なうAIツール)に、ベースマキナの設定づくりを任せられます。
たとえば「ユーザーを検索するアクションを追加して」と頼むと、エージェントがアクションの定義やコードを作成し、反映前の差分をプレビューします。設定者は、生成された差分のレビューに集中できます。
この活用には、設定をコードで管理するコード管理機能と、AIエージェント向けのAgent Skillを使います。
2. アクションからLLMを呼び出して業務を自動化する
ベースマキナでは、SQLの実行やAPI呼び出しといったデータソースへの操作を「アクション」という単位で登録します。このアクションのなかで外部のLLM(GeminiやOpenAIなどの大規模言語モデル)を呼び出すと、データの取得からAIによる判断・変換までを1つの処理として自動化できます。
処理の流れは次のとおりです。
- データベースや管理用APIから必要なデータを取得する
- 取得したデータと指示文(プロンプト)を組み立てる
- LLMを呼び出して、審査・要約・翻訳などをさせる
- 結果を画面に表示する、またはデータベースに保存する
代表的なユースケースは次のとおりです。
| ユースケース | どんな業務を自動化するか |
|---|---|
| コンテンツの審査自動化 | 入稿コンテンツの一次審査をAIにさせ、人の確認の負担を下げる |
| サポート対応時のユーザーサマリ生成 | 問い合わせ対応に必要な情報を集約し、AIに要約させる |
| マスターデータの多言語翻訳 | 商品マスターデータをAIで多言語に翻訳する |
LLMを呼び出すアクションの共通的な設定方法は、AIプラットフォームへの接続を参照してください。
これらのアクションを定期実行すれば、夜間バッチでの翻訳や要約のように、AIを使った処理を定期的に自動実行できます。
3. AIエージェントにアクションを実行させる
公開APIを使うと、AIエージェントがベースマキナのアクションをツールとして実行できます。

データソースを直接操作させるのではなくアクションを通すことで、AIエージェントが行なえる操作を、設定者が定義したアクションの範囲に限定できます。認証方法やエンドポイントの詳細は公開APIを参照してください。
4. 監査ログをAIで分析して運用を改善する
ベースマキナの監査ログには、アクションの実行や設定変更などの操作が記録されます。蓄積したログをエクスポートして手元のAIに分析させると、運用の改善点を見つけられます。
分析の切り口の例は次のとおりです。
- 利用状況の分析: どのアクションが誰にどれだけ実行されているかを集計する
- 失敗・エラーの傾向分析: 実行に失敗したログを、エラーの内容ごとに分類する
- アクセスパターンの点検: 通常と異なる時間帯・頻度の実行や、不自然なアクセスを抽出する
ログのエクスポート方法は、CSVファイル出力やストリーミングを参照してください。監査ログの加工はベースマキナ側では行なわず、エクスポートしたログを手元のAIやお客さまのシステムで分析します。
AIを安全に業務へ組み込む仕組み
AIエージェントに社内システムやデータを操作させる場合、過剰な権限による情報漏洩、不可逆な誤操作、操作内容を追跡できないことがリスクになります。ベースマキナは、これらのリスクを次の機能で抑えます。
| 機能 | AI活用における役割 |
|---|---|
| アクションによる抽象化 | データソースの接続情報やSQLを直接わたすのではなく、設定者が定義・検証したアクションだけをAIエージェントにわたせる |
| 実行権限・グループ | AIエージェント用のサービスアカウントを、所属グループ単位で最小限の権限に絞れる |
| レビュー設定 | AIエージェントによる変更や実行に人による承認を挟める。公開APIはレビューが必須のアクションを直接実行できない |
| 監査ログ | AIエージェントの実行を含むすべての操作を記録し、後から追跡できる |
| サービスアカウント | AIエージェントを独立した実行主体として扱い、長期的な認証情報を持たせずに短命なトークンで認証できる |
関連情報
- Agent Skill — コード管理を扱うAgent Skill
bm-code-managementの導入方法 - コード管理とは — AIエージェントに任せられるコード管理機能の概要
- 公開APIとは — アクションを外部から実行する公開APIの概要
- AI活用のユースケース — アクションからLLMを呼び出す業務自動化の具体例