別のアクションへ移動する
アクションの実行結果を加工することで別のアクションの実行ページへ移動できます。移動するときにアクションを実行して得られた結果をパラメータとして添付できます。
移動先のリンクを設定する
ここでは例として、アクションIDc8es8clmmud8hbg2tmvg
へ移動する設定をします。IDはアクションの詳細画面の編集ボタンの下から入手できます。
移動先のアクションの設定
「パラメーター」では「値の名前」としてmessage
「入力値の種類」に「システム値」を設定します。この値は移動元のアクションの実行結果から渡される想定で設定しています。
ここでは「入力値の種類」に「システム値」を設定しましたが、「テキスト」や「数値」など、その他の種類も移動時の値の受け取りにご利用いただけます。(ただし、「ファイル」は除きます)
https://httpbin.org
をデータソースにしたアクションを設定します。
- 「URL」を
/post
にします。 - 「リクエストタイプ」を
JSON
にします。 - 「リクエストボディ」を
{"hello":"{{ message }}"}
にします。
「パラメーター」で設定したmessage
の値をリクエストボディへ含めるような設定になります。
上記の設定を保存して移動先のアクションの詳細ページへ移動すると次のような画面が表示されます。
移動元のアクションの設定
移動元のアクションの実行結果に表示されている「結果表示のカスタマイズ」から「結果の加工スクリプト」タブをクリックし、スクリプトのコードを編集して設定します。
スクリプトで利用できるlinkToAction
関数を用いて移動先アクションのリンクを設定します。この関数はスクリプト内で補完されます。
function linkToAction(
title: string,
actionId: string,
openAndRun?: boolean,
params?: any,
): InternalLinkTag;
title
- 移動先リンクを表示するタイトルです。
actionId
- 移動先のアクションID、または識別子です。
openAndRun
- 必須ではありません。移動したと同時に移動先のアクションを実行するかどうかを指定します。デフォルトは
false
です。
- 必須ではありません。移動したと同時に移動先のアクションを実行するかどうかを指定します。デフォルトは
params
- オブジェクト形式で指定します。
- 必須ではありません。指定するとURLパラメータになります。
なおパラメータの入力値の種類ごとにparams
のプロパティの値に渡せる値の型は以下です。
入力値の種類 | 型 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
テキスト | string | - | { company_name: '株式会社ベースマキナ' } |
数値 | number | null | - | { user_id: 123 } |
日付 | Date | string | number | null | string はDate 型に変換できる値、number はUnixTimestamp (秒)を入力してください。 | { created: '2023-01-01', updated: new Date(), deleted: 1609459200 } |
ファイル | File | null | - | { upload_text: new File(['test'], 'test.txt', { type: 'text/plain' }) } |
真偽値 | boolean | - | { checked: true } |
JSON値 | string | number | Date | null | JSON値の種類ごとに型が異なります。 テキストなら string | null 、数値ならnumber | null 、日付ならstring | number | Date | null を渡せます。日付の場合 string はDate 型に変換できる値、number はUnixTimestamp (秒)を入力してください。 | { company_name: '株式会社ベースマキナ', user_id: 123, created: '2023-01-01', deleted: null } |
SQL | string | - | { query: 'SELECT * FROM users;' } |
システム値 | string | - | { offset: '20' } |
配列 | Array | 各要素の種類の型は、各入力値の種類の型と同じです。 | { user_ids: [10, 11, 12] } |
タプル | Array | 各要素の種類の型は、各入力値の種類の型と同じです。 | { id_and_name: [123, 'taro'] } |
ここでは例として移動先のアクションc8es8clmmud8hbg2tmvg
に移動しmessage
パラメータへHello, World
を渡す設定をします。
スクリプトが保存され、実行結果に反映されると「詳細情報」に Hello, World
リンクが作成されます。
リンクをクリックし、移動先のアクションc8es8clmmud8hbg2tmvg
を実行すると期待通りにmessage
パラメータへHello, World
が渡された状態で実行されることを確認できます。