Amazon Athenaアクションの設定
※Amazon Athenaアクションを使用するには事前にAmazon Athenaのデータソースの作成が必要です。 データソースの作成方法はAmazon Athenaデータソースの設定をご参照ください。
Amazon Athenaアクションは以下の手順で設定します。
- 右上のメニューから「アクション」を選択してアクション一覧画面に移動します。
- 「アクションの追加」を選択してアクションの作成画面に移動します。
- 「基本情報の設定」を入力後「次へ」を選択して、「処理の設定」画面に移動します。
- 「データソース」から事前に作成したAmazon Athenaのデータソースを選択します。

Amazon Athenaアクションではパラメーターなどの他のアクションと共通の項目に加えて、以下の項目を設定します。
- SQL文のタイトル
- SQL文
- JSON型の値をパースする
SQL文のタイトル
SQL文のタイトルを設定します。
SQL文
実行するSQL文を設定します。
SQL文は1つのAmazon Athenaアクションに複数設定できます。
※Amazon Athenaアクションでは、それぞれのSQL文は別のトランザクションで実行されます。
SQL文内でパラメーターを使用する
SQL文内では{{ パラメーター名 }}の形式でパラメーターを使用できます。
例えば、パラメーター名が「メールアドレス」のテキストパラメーターを使ってusersテーブルから特定のユーザーを検索するSQL文は以下です。
SELECT * FROM users WHERE email = {{ メールアドレス }};{{ パラメーター名 }}の部分はアクションの実行時にプレースホルダーへ置換され、パラメーターの値が入力されてSQL文が実行されます。
パラメーターの入力値の種類ごとに、入力される値の形式は以下です。
| 入力値の種類 | 入力される値の形式 | 例 |
|---|---|---|
| テキスト | 文字列(値が未入力の場合は空文字列) | 'test@example.com' |
| 数値 | 数値(値が未入力の場合はnull) | 123,4.56,0,null |
| 真偽値(フォーマットなし) | 真偽値 | true,false |
| 真偽値(フォーマット形式が文字列) | 文字列 | '有効','無効' |
| 日付(unixtimeとして利用するが有効) | 数値(値が未入力の場合はnull) | 1672531200000,null |
| 日付(unixtimeとして利用するが無効) | 文字列(値が未入力の場合は空文字列) | '2023-01-01','2023-01-01T00:00:00Z' |
| 配列(フォーマット形式がSQL) | 配列 | (10,11,12) |
| 配列(フォーマット形式がJSON) | 文字列 | '["taro","jiro","saburo"]' |
| 配列(フォーマット形式が区切り文字) | 文字列 | '"taro","jiro","saburo"'(区切り文字が,、引用符が"の場合) |
| タプル(フォーマット形式がJSON) | 文字列 | '["taro",25,"2023-01-01"]' |
| タプル(フォーマット形式が区切り文字) | 文字列 | '"taro","jiro","saburo"'(区切り文字が,、引用符が"の場合) |
| SQL | プレースホルダーを使用せずに{{ パラメータ名 }}が値にそのまま置換されます。 | SQL型のパラメーターのドキュメントをご参照ください |
| JSON値 | Amazon Athenaアクションでは使用できません | - |
| ファイル | Amazon Athenaアクションでは使用できません | - |
| システム値 | Amazon Athenaアクションでは使用できません | - |
JSON型の値をパースする
アクションの実行結果に含まれるJSON型の列の値を、JavaScriptのオブジェクトや配列などに変換します。
詳細はJSON型の列の値をJavaScriptの配列やオブジェクトに変換するをご参照ください。