レビュー設定
レビュー設定はアクションの実行前に他のユーザーによるレビューを必須にできる機能です。
承認に必要な条件は柔軟に設定でき、例えば以下のような条件を設定できます。
- 特定のユーザーからの承認を必須にする
- 特定のグループのユーザー最低○人からの承認を必須にする
またレビューを有効化するかどうかや、承認できるユーザーやグループは環境ごとに別の設定が可能で、例えば本番環境ではレビューを有効、開発環境ではレビューを無効といった設定ができます。
レビュー設定の作成
レビュー設定はプロジェクト設定のレビュー設定から作成できます。
- 右上のメニューから「設定」を選択します。
- 左のサイドバーから「レビュー設定」を選択してレビュー設定の一覧画面に移動します。
- 「追加」ボタンを選択して、レビュー設定の作成画面に移動します。
レビュー設定では以下の項目を設定します。
- 名前
- 各環境の設定
- レビューを有効化する
- 承認できるユーザー・グループ
- 自身のレビュー依頼を自動承認する
- 承認者もアクションを実行可能にする
名前
レビュー設定の名前です。
以下は各環境ごとに設定する項目です。
レビューを有効化する
その環境でレビューを有効化するかどうかを設定します。
有効化すると以下の項目が設定できるようになります。
承認できるユーザー・グループ
レビュアーのユーザー・グループを設定します。
グループを設定する場合は、そのグループのうち最低何人の承認が必要なのかも設定できます。
自身のレビュー依頼を自動承認する
レビュー依頼作成時、自分自身がレビュアーの場合に自動で承認するかどうかを設定します。
承認者もアクションを実行可能にする
レビュー依頼の承認後に、承認者もアクションを実行可能にするかどうかを設定します。
「承認者もアクションを実行可能にする」が無効な場合、アクションを実行できるのはレビュー依頼を作成したユーザーのみです。
「承認者もアクションを実行可能にする」が有効な場合でも、承認者がアクションの実行権限を持っていない場合はアクションを実行できません。
アクションのレビュー設定
アクションの編集画面の「レビュー設定」のタブで、アクションにレビュー設定を紐づけられます。
レビューが有効化されている環境で、アクションの実行権限を持ったユーザーがアクション実行画面に移動すると、アクションの実行フォームの代わりにレビュー依頼フォームが表示されます。
レビューが有効化されている環境では、レビューが承認されてからでなければアクションを実行できません。
なお、実行権限を持たないユーザーはレビューを依頼できません。
実行権限の設定とレビューの設定の対応関係は、以下のとおりです。
誰でも実行できる | 実行権限を設定する | |
---|---|---|
レビュー無効 | すべての人が即実行できる | 実行権限のある人は即実行できる。実行権限のない人は何もできない |
レビュー有効 | 誰でもレビュー依頼が行なえる | 実行権限のある人はレビュー依頼ができる。実行権限のない人は何もできない |
確認と実行
自分に依頼されたレビュー、または自分が他の人に依頼したレビューの履歴は専用の画面で確認できます。
画面上部のメニューからレビュー依頼のアイコンをクリックして、レビューの一覧画面に移動してください。
レビュー依頼ごとの詳細画面に行くとレビューを出した人や確認状況を見ることができます。
詳細画面では依頼時点で入力されたパラメーターの値の情報などを確認したうえで、承認・却下、そして承認後の実行などを行なえます。
レビュー依頼をされたユーザーは、画面右上の「レビューをする」ボタンから承認または却下をコメント付きで行なえます。
レビューを依頼したユーザーは、それらのコメントを後から確認することで、なぜレビューが承認・却下されたのかを知ることができます。
レビューを依頼する際に、有効期限を設定できます。有効期限をすぎると保存されていたパラメーターの値の情報は破棄され、承認・却下のいずれも行なえなくなります。
レビュー依頼が承認されると「承認者もアクションを実行可能にする」が有効な場合はレビュー依頼の作成者と承認者が、無効な場合はレビュー依頼の作成者のみが、アクションを実行できます。